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高松G3 -玉藻杯争覇戦-最終日 第11レース S級決勝

◆2段駆けなら抜群に巧い。位置取りド下手な連中ばかりで、連下混戦。(予想評価:A)
※印は◎○×▲注の順(コメントは、「コンドル」から。)
×1 佐藤慎太郎29 福島 78 S1 追 3.62 0.0 113.68 今回 初8, A2, A2
○2 小倉 竜二 29 徳島 77 S1 追 3.64 0.0 111.00 今回 初2, 優4, A2
▲3 矢口啓一郎25 群馬 86 S1 逃 3.57 0.0 108.23 今回 初3, 優9, C1
  4 田中 弘章 34 福岡 68 S1 追 3.64 0.0 103.09 今回 初7, A1, A3
◎5 伏見 俊昭 29 福島 75 S1 逃 3.64 0.0 112.12 今回 初2, 優2, A1
  6 明田 春喜 24 北海 89 S2 逃 3.57 0.0 104.60 今回 一2, B2, B1
  7 金子 真也 33 群馬 69 S1 追 3.64 0.0 106.51 今回 初5, A5, B2
  8 山口 貴嗣 27 福岡 82 S2 追 3.57 0.0 99.21  今回 抜2, A2, A3
注9 佐々木則幸29 高知 79 S1 逃 3.57 0.0 109.02 今回 初1, 優1, A1

【並び】37 924 6518

3矢口「優秀戦で西郷さんに捨てられ、悔しい思いをしたのが良かったのかも。小嶋さんの前でと心がけていたので、捲りもスムーズでした。これで大宮に続いて記念決勝進出。新妻のためにも初Vを狙います。しかしスケールの小さい競走だけはしたくないですね。」-7金子「明田には初めて付いたけど、強いですよ。S級2場所目とは思えない程落ち着いています。矢口が先に決勝を決めていたので気合入りました。何も迷うことはありません。矢口に頑張ってもらいます。」

9佐々木「計算どおりの展開になりました。オグが後ろだと安心して駆けられるのか、フルに力を発揮出来るのが良いですね。決勝はオグのものでしょう。僕は任された以上は自力で頑張るだけですから。記念で3連勝の勝ち上がりは初めて。」-2小倉「ノリは強いです。今日は真剣に仕事もしないで早くから抜きに行ったけど、踏みなおされて届きませんでした。頼りになりますね。抜きたいけど抜けないかもしれませんが、3度ノリの番手で頑張ります。」-4田中「小橋さんに飛びつかれるのだけが怖かったけど、何とか通過してほっとしました。佐々木の強さは別格ですね。抜くどころか離されないように付いて行くのがやっと。新制度の記念で決勝は初めてです。準決同様、四国3番手」

6明田「石毛さんを出させたら終わりなので、あそこは踏みました。出てからはずっと流していたし、日ごとに軽くなっているのも。記念初出場で初優出はもう充分ですよ。福島の先輩に任されたのであれば、期待に応えるレースを。」-5伏見「慎太郎なら必ず競り勝つと信じてました。それにしても山口君が来た時には、誰だ?とビックリしたけど、あれを出したら次から次に来られるでしょう。慎太郎とも話しをして、明田に任せることに。勿論、優勝考えて。」-1佐藤「村上の競りは覚悟してたけど、山口まで来るとは。追い上げたのは意地ですよ。何とか1番人気に応えられてほっとしてます。この競りで気合も乗って来たし、3番手でも伏見さんと良い勝負が出来ると思いますよ。」-8山口「池尻さんとは別々にやろう。と話をしました。それで追い上げての番手は狙ってたんですよ。これで池尻さんにも少しは認めてもらえるかな。慎太郎さんに競り負けったのは脚の差ですが、初の記念優出は素直に嬉しい。北日本の後ろに決めました。」

3矢口-7金子の群馬ライン。
9佐々木-2小倉の四国ホットラインを、4田中が追走。
6明田-5伏見-1佐藤の北日本ラインを8山口が追走の3分戦。

正直、ちょっと驚いた。山口は矢口の3番手で3分戦にするのでは?と踏んでいたからだ。
でも、山口は迷わず北日本の4番手を選んだ。
後述するけれど、この位置なら「絡まれない位置」なのだ。

初手は、矢口ラインの前受け、もしくは佐々木ライン。
いずれにしても、明田は後方からの攻めと見た。
初手の位置取りをいくつも考えてみたのだけれど、明田が前受けだと、抑えられて6番手からの巻き返し。
ただこの巻き返し、余程巧く行かないと、ライン3人で出切るのが難しい。

なら中団からの攻めなら?
中団からだと、矢口、もしくは佐々木が一旦抑えることになる。
これを目標に明田がカマして出る展開になるのだけれど、それも安全度に乏しい・・。
抑えたラインに突っ張られる可能性も無きにしも非ず(まぁ、無いと思うんですけど)
その前に、4番手の山口が切り替えてしまったら??

よって、北日本ラインが後攻めが安全と見る。

佐々木は基本的にノープラン。レースの組み立て自体も巧くは無く、引いて捲りかもしくはカマシか。の戦法が主戦法。
矢口は捲りが主戦法だが、準決で今回、巧い位置取りを見せている。
矢口としてみれば、佐々木と明田、もしくは番手の伏見が最終BSでやりあいになっているのが一番もってこいの展開。
なら中団から一旦抑えて歩いて、明田を迎え入れ、佐々木を一旦後方に置くが吉。

つまり打鐘で
        924   
←6518 37

という展開。

ここで佐々木が引いてしまえば、実質4番手をキープ出来る。
車間を空けつつ捲りに行くので、佐々木ラインはゴミになってしまう。
もう一つのパターンとしては、引いた佐々木が、一旦流す明田を叩くパターン。

北日本の連携というのは、どか~ん!と出てタレ、番手がどか~ん!と出てというケースは余り多くない。
例えば、昨年の東王座戦決勝。伏見の前を走っていたのは、佐々木雄一(福島83期)。
そして、昨年3月のいわき平記念決勝。伏見の前は、山崎芳仁(福島88期)。
格はちょっと違うけど、昨年4月の京王閣F1、優勝した野田源一(現、福岡81期)の前を走っていたのは佐藤悦夫(福島86期)だった。
いずれも番手捲りで連絡みを果たしているが、この時、前を走っていた2人は、最終HSで一旦流している。

そして共通点は、「どいつも徹底先行タイプではない」という部分。
むしろ、捲り屋といった方が良いか。

明田も徹底先行タイプでは無い。準決では強いところを見せた(内から来た石毛克幸(千葉84期)を抑え込んだままBS先行で押し切り。)脚質的にどっかんと行けば、伏見が番手から出るのが早くなってしまう。

よって、後は残りのラインがどうするか?が焦点。

勿論、決勝戦だけに黙って2段駆けを見送るバカでは無い(はず)。
ノリはともかく、矢口は見送らない。

ここで考えられる、最終BSのパターンはいくつか。

ケース1 明田がゆっくり逃げている。番手伏見は余裕しゃくしゃくで後方の捲りに併せて。
      924
←518 37
  6(←売り切れ)
これは考えにくいでしょう。。。。そんなすんなり行くレースなら、皆バカだ。

ケース2 伏見が佐々木の捲りに併せて発進。矢口はインに詰まってるケース。
   924
←518 37
       6(←売り切れ)
番手捲りが抜群に巧い伏見。余裕を持って番手捲り。こうなれば、3番手の慎太郎はイヤでも仕事させられてしまう。

ケース3 明田が佐々木に叩き合いを挑まれ、伏見がインに詰まっているケース。
  924
← 518 37
        6(←売り切れ)
佐々木の出来も抜群だけに、明田程度の先行では突っ張り切れない可能性も。
明田が最終HSで流してしまえばこのケースは充分。

明田には、死ぬ価値はある。
初記念、初優出。北日本の先輩の前で死ねば、株も上がるというもの。
よって、明田は玉砕先行に打って出る。

先ほども書いたけれど、伏見は番手捲りが抜群に巧い。しかも後ろに仕事させるのがまた巧い。
よって、伏見の頭から

5-1239-1239(487) これだけで勝負。

まぁ・・・考えられるのが、やり合いで捲りなのだけど・・・。いずれにせよ、伏見は連を外さないと見た。
by hiroki_kuranaga | 2006-01-16 23:58 | 競輪予想


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