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第21回読売新聞社杯全日本選抜競輪 最終日 第12レース S級決勝

◆逃げる勇気のあるヤツが一番強い。決まるのか?中部得意の「ザル」作戦。
※印は◎○×▲注の順
  1 海老根恵太28 千葉 86 S1 逃 3.64 0.0 109.45 今回 予3, ス8, 準1
  2 小嶋 敬二 36 石川 74 S1 逃 3.57 0.0 113.28 今回 予1, ス2, 準3
▲3 金子 貴志 30 愛知 75 S1 逃 3.57 3.0 112.71 今回 予3, ス9, 準2
注4 山口 幸二 37 岐阜 62 S1 追 3.57 0.0 108.44 今回 予1, ス3, 準2
  5 村本 大輔 30 静岡 77 S1 追 3.57 0.0 108.51 今回 予2, ス7, 準2
×6 小橋 正義 38 新潟 59 S1 追 3.57 0.0 107.96 今回 一2, 二1, 準1
◎7 加藤 慎平 27 岐阜 81 S1 両 3.57 0.0 111.10 今回 予5, 優5, 準1
○8 前田 拓也 31 大阪 71 S1 追 3.57 3.0 110.68 今回 一1, 二3, 準3
  9 合志 正臣 28 熊本 81 S1 追 3.57 0.0 109.09 今回 予3, ス6, 準3

【並び】156 349 278

1海老根「3番手に居れば、誰かがイン斬ってもその上をカマせばいいだけと思ってたので、斉藤さんに追い上げられても焦らずに引けました。G1の決勝は初めて。中部は強力ですけど、悔いを残さない自力で頂点を目指します。」-5村本「海老根とワン・ツーが決まったのが嬉しいですね。G1でラインと連携できるのが嬉しいですよ。グランプリの事を考えたら、海老根に獲って貰うしかないでしょう。抜くよりも仕事することに専念します。」-6小橋「何が嬉しいとは言っても、これまでなら4日間に1回しか踏み切れなかったのが、今回は連日納得するまで踏めてる事ですよ。レースは見えていたし、合志が仕掛けたのを追うように中を行ったら抜けてました。グランプリは当然、チャンスある限り南関の3番手から狙います。」

2小嶋「このコンディションでも逃げると決めていたし、何とか3着までとは思ってたら本当に3着だし(笑)。1周をフルにもがいたらもう一杯ですね。金子とはこんな形がベストと思っていたら、幸二さんが先に提案してくれたので、自力で慎平とワン・ツーを決めたいです。」-7加藤「小嶋さんは凄いですよ。この風の中1周をモガくんですから。恵まれました。中部の大砲を他地区には渡したくないので、僕は小嶋さんに決めました。勿論、優勝してGPは狙います。」-8前田「市田の頑張りに感謝です。地元のG1でファイナルを走れるだけでもと思ってます。オールスターに次いで2度目。可能性ある限り小嶋さん-慎平の3番手から狙います。」

3金子「誘導がなかなか引いてくれないから、突っ張ろうにも出れなくてそれでも伏見の後輪に掛けている確信があったから内から行きました。風も強いけれど、2日目の優秀と比べたら楽でしたし、後ろに伏見が肺って、手島と競っていたのは解ってました。これでG1、G2と5連続優出は記念になりますね。小嶋さんとは別線自力で優勝しか考えてません。」-4山口「小嶋の気持ちには頭が下がりますね。強いし僕は慎平に付いて行っただけですから。今年ラストのG1に決勝に乗れるとは、まだまだ運もあるという事でしょう。金子の番手で一発大逆転を狙います。期待して下さい。」-9合志「皮肉なことに、尾骶骨をを骨折して練習していないのにこんな結果が出せるとは。これも岸和田全日本選抜との相性ですね。金子さんが前を取れば突っ張ると予測したのであのラインに居たのが良かった。中部が分かれるなら、僕は金子さんの3番手。」

1海老根-5村本-6小橋で東ライン。
2小嶋-7加藤の中部ラインを、地元8前田が追走。
3金子-4山口の中部ラインその2を、9合志が追走の3分戦。

中部近畿が多勢勝ちあがって、一見カンタンそうに見えた決勝。でも実際、考えてみればちょっと難しい。
普通に考えれば、GP権利のかかるここ、西から、しかもラインである中部勢からGP出場者を出したい。というのが小嶋の考えなのだろうけど。。。。
でも、それでも気になってしようがないのが、小嶋。
初日、怒涛の捲り、2日目、怒涛の捲り、3日目、怒涛のホームカマシ。
ここまで勝ち上がるのに、脚使い過ぎ。

それでも力は最上位だから、勿論番手の加藤軸は外せないんだけど・・。
ここまで、脚を使わず勝ち上がってきた選手は居ない。そりゃそうだ。
でも、しっかり脚を余らせて決勝まで上って来た選手は。。。

それでも獲るつもりが無いのが村本。そりゃGPで南関の目標は欲しいところ。
でもこのレース、海老根が勝つには100%捲りしか無い。
金子も獲りたい。なら得意の捲り。
このレース、前田がカギを教えてくれた。
勿論、逃げるのは小嶋で間違い無い。山口は地元の前田に遠慮した形でもあるし、別線で獲りに行く積りもある。

金子の前受け、小嶋ライン、後方から海老根ラインの攻め。
海老根が例によって、「逃げません」の早めの抑えで一旦前団へ。
金子は引いていく。

打鐘

←156 349 248

ズバリ、作戦はこう。海老根は「逃げない」の。
逃げる気が無いヤツは基本的には飛びつきだけど、エビも飛びつき出来る選手ではない。
なら最終HSでは、「勝つ気が無い」小嶋が叩き切る。

最終HS
  278 349
←  156

ここから、小嶋が一気のカマシ。
金子がスーパーダッシュでこれを追って行けば、必然的にエビはインに詰まる。
金子の3番手は切れ易いが、小嶋を追う。という展開であれば。
2日目優秀競走の逆パターンだ。

ただ、小嶋は、慎平に「獲れ」と言っているはず。
加藤が満を持して追い込み勝負。

改めて考えたけど、素直に軸は加藤。遠慮なく抜きに行く。
だが、3番手の前田、このスピード競輪ならツキバテしてしまいそう・・・・。
エビの捲りに乗っかって行くのは村本。でも村本差す気無いからエビを追走してるだけ。
でも、ここで完全にインが空いている事をお忘れか。

対抗は、付ける前田がとりあえず1番対抗も、どうしても買いたいこのオヤジ。
こういう時の決め脚は、天下一品よ。
でも金子が逃げてエビが中団という展開で無い限り、加藤の連上下は外せない。
万が一、そういう展開になっても、小嶋は早めに仕掛けちゃう。やっぱ連の上下だと。

今年最後のG1の予想は、これです。
7=8634-8634 以上。

慎平!獲ってみせろ!!!
by hiroki_kuranaga | 2005-12-05 22:34 | 競輪予想


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