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天皇の戦争責任

いいねぇ。この時期好きだねえ。
終戦記念日が近づいて来ると、こういう議論があちこちで交わされるし、現在の国内のブログ増殖状況を見るにつけ、色んな意見が見れて聞けてとても嬉しい。

散々語りつくされて来た「天皇の戦争責任」に関する議論も各所で再燃。

語るまでもあるまい。天皇に戦争責任は「ある」。簡単な答えだ。
そう書くと、反論したい右系のミナサマは、戦時下において天皇は傀儡状態であったの、戦後占領軍のマッカーサー元帥に「私はどうなっても良いから、国民を救って欲しい」なる発言をした。
なんて話を持ち出して来て、「お前はアカだ左翼だ」と罵る。全く持ってレベルの低い、バカげた話だ。
私だって勿論、かのリンチ裁判、「東京裁判」においても「無罪」とされているのも知っている。知ってはいるが、長くなるので書かないけれど、東京裁判前後の内閣及び天皇家の動向を見る限り、それを素直に受け止めることはできない。

開戦は仕方無いと思う。開戦は諸事情(2~3日中に書きます)で、恐らく私が当時生きてたとしても「中国憎し」で一致していたからきっと煽動されとったに違いない^^;。

戦局も佳境を迎えた1945年2月。
有名な「近衛文麿の上秦」(終戦の申し出)の中で
「もう一度戦果をあげてからでないとなかなか話は難しい」と言った。
更に戦況悪化した沖縄戦でも、まだ終戦の意思は見せていない。

もしこの時点で天皇が敗戦を決断していたらそれ以後の東京大空襲や沖縄戦、原爆、更にはロスケの参戦による多くの日本人のシベリア抑留、特攻、残留日本人孤児なんかの問題も、勿論ゼロとは言わない。でも最小限に抑えられたはずだ。

原子爆弾が広島に投下された直後、被害状況を報告された天皇が考えていたのは、「東京に落とされるのではないのか。その場合には天皇家の存続自体が危ぶまれる。」という実にクダラン話だったという説もある。

2chあたりを見てると、そういう意見に対して、「天皇に責任があるとしたら、誰に対して?何の責任が?無いよそんなもの」なんて言うのも居る。

私は、「諸外国に向かっての責任」を問うているわけでは無い。諸外国には内閣を含め、イヤというほど謝罪をして来た。もう一切謝罪する必要は無い。
中国や韓国あたりはチョーシくれてるが、こいつらは全く持って「フザケンナ。クソ共」だ。
確かに、満州事変以降は「侵略」色が強い。うん。はっきり言えば「侵略」だろう。でも、それ以前までは正直「自衛」のための戦争であって、決して侵略などでは無い。
更に戦後の経済、物資、人員、そして技術援助を考えてみれば、こっちがお釣りを貰いたいくらいだ。

自虐的歴史観の左翼の連中、そのへん踏まえてまだ反省、謝罪って言うとるのか?

話を戻そう。
「国民に対して、戦争を早期に終了させず、多くの犠牲を出した」。それが天皇の責任。
終戦後、天皇は、一度たりとも公的に国民に対して、「戦争させて、正直スマンカッタ」とは言ってないよ。
終戦までは「神様」。終戦後はさっさと「人間ヒロヒト」に変貌し、対外に対しては謝罪をしたけれど、国内には謝罪をしなかった天皇。

戦火の中で家や田畑を焼かれ、父を、母を、兄妹を焼かれ、男は戦場へ行き特攻し散って行った。そんな事実を沢山見聞きする中で、どうやって当時の最高責任者であった天皇を敬えというのだ。

天皇マンセーの盲目右翼の連中、そのへん踏まえて天皇制復活を唱えとるのか?

いつもバカ見るのは市井のヒトビト。

だから常に、「見極める力」を大切にして行きたいと思う。
少なくとも、頭悪い癖に妙なところへ足突っ込んだ挙げ句、洗脳されてキチガイになってしまった漫画家の小林某のようになるのだけは御免だ。
by hiroki_kuranaga | 2005-08-08 15:58 | 日々


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